ソニーが本日10/25に、α7シリーズ上位機種のα7R III (ILCE-7RM3)を発表しました。
てっきりα7Ⅲが先に発表されると思っていたんですが、まさかのα7Rでした。
α7Rは、α7シリーズの中で高画質モデルとして画質にとことん拘りたいカメラマンにも人気の機種です。
そして今回新しく出たα7RⅢには、発表とともに大きな話題となったα9の技術も導入され、画質はもちろん、様々な機能がアップグレードされています。
新しくα7RⅢが発表されたことで、さらに人気となりそうなこのカメラ。どこが変わったのか気になるポイントを見ていきたいと思います。
※追記 現在先行予約販売が行われています。絶賛販売中です。
α7R III (ILCE-7RM3)
前モデルα7RⅡが出たのは2年前。少し前にすっごいカメラα9を出したばかりのSONY。α9の衝撃が大きすぎて、正直α7RⅢが発表されて詳しいスペックを見るまでは不安もありました。あの衝撃を超えれるかどうか。。。
しかし高スペックを全力で突っ込んでくるSONY、流石です!!今回のα7RⅢもかなり衝撃の内容となっています。
発売日と価格
まずは一番気になる価格と発売日から。
α7RⅢの発売予定日は2017年11月25日となっています。ちょうど1ヶ月後ですね。
そして先行予約販売は2017年10月31日の10時からとなっています。発売日にゲットしたい方は予約必須ですね!
気になるお値段は店頭予想価格で37万円(税込)とのことで、これまでのα7Rシリーズと大きく変わらないお値段になりそうです。
より高解像度に、より速く
α7RⅢでは、信号処理システムを一新し、より強力なカメラと生まれ変わりました。
有効画素数は約4240万画素で裏面照射型CMOSセンサーと前モデルのα7RⅡと同じですが、より高速な処理が可能となった新世代の画像処理エンジンBIONZ Xを搭載することで約1.8倍の高速化。そして新しいフロントエンドLSIを導入し、イメージセンサーからの読み出しも約2倍となりました。
そして信号処理システムも新しくなったことで、中高感度域で約1段のノイズ低減しました。
また、手ぶれ補正では、世界最高の5.5段の補正効果を誇る光学式5軸ボディ内手ブレ補正となりブレの少ない高画質な撮影ができます。
連写性能も大幅アップ!AF/AE追随AF/AE追随最高約10コマ/秒
α7RⅢでは一新された画像処理システムのおかげで、最高約10コマ/秒の連写も可能となりました。
UHS-II対応のSDXCメモリーカードを使用していれば、RAWでも最大76枚の連写が可能。また無音・無振動のサイレント撮影でもフル解像度でAF/AE追随最高約10コマ/秒の連写が可能なので、静かな場所でもα7RⅢならではの高画質をいかした連写が可能となっています。
前機種のα7RⅡではAF・AE追従約5コマ/秒連写だったので大幅な改善ですね。
でも高画質のα7RⅢで連写を使いまくってたらデータ容量が恐ろしいことになりそうですねwメモリーカードも大容量を用意した方が良さそうです。
AF性能ももちろん凄くなった!
α7RⅢでは、α9の新AFアルゴリズムをα7RⅢ用に最適化し、AF速度や動体の追従性も前モデルα7RⅡと比べ、約2倍になっています。
そして約68%をカバーする399点の像面位相差AFセンサーと425点のコントラストAFポイントを導入しAF精度も大幅にアップしました。
コントラストAFに関しては前モデルα7RⅡが25点だったのに対し大幅アップの425点です。連写機能と合わせて、より精度も高くなったAFでシャッターチャンスを逃すことも少なくなりそうですね。
そして人物の目を検知しピントを合わせてくれる「瞳AF」機能も、速度や精度・追従性が約2倍にアップ。動いている人物撮影でもしっかりとピントを目に合わせ追従してくれます。
初代α7Rが出た時は、高画質すぎる上に、AF精度もあまり良くなく、子供なんかを撮影するのはかなり厳しいという意見をよくみましたが、新しくなったα7RⅢではそういった撮影でも期待できそうですね。α9での瞳AFの性能がかなり評判が良かったので、この部分に期待している人も多いのではないでしょうか。
その他もいろいろ凄い!
背面液晶にはタットパネル機能を搭載し、撮影時のフォーカスポイントを直感的に操作することもできます。
また、α9に搭載されたマルチセレクターも追加され、瞬時に簡単にフォーカスポイントを移動・設定できるようになっています。このマルチセレクターは、α9に付いた時にかなり羨ましく思ってました。これまでのα7シリーズはフォーカスポイントの移動がちょっと面倒だったので、この機能を待っていた人は多いと思います。
そして背面にAF-ONボタンが搭載されました。これで親指AFも操作しやすくなりました。これまでの機種だと専用のボタンがなかったためカスタムメニューで設定する必要がありました。
ファインダーも新しくα9に使用された物と同じになり、約369万画素で鮮明ながそうとしてみることが出来ます。
バッテリーもα9から採用された大容量のNP-FZ100に。これまで使用されていたNP-FW50の約2.2倍の容量となっています。
そしてSDカードスロットも2つに増え、リレー記録・同時記録が可能となりました。UHS-IIに対応しているのはスロット1のみですが、高画質ゆえ容量が大きくなるα7Rシリーズ。これも嬉しいポイントですね。
手ぶれ補正機能を利用した「ピクセルシフトマルチ撮影」機能を搭載。4枚の画像から合計1億6960万画素の色情報を利用した超高画質な画像を作り出すことができます。
文章だと何のことかわからないと思いますが、ピクセルシフトマルチ撮影に関してyoutubeに動画が上がっていました。動画を見ていただいたら凄さがわかると思います。マジ凄いです!

α7RⅢの機能についての動画もyoutubeに上がっていましたので、合わせてみればよりα7RⅢの凄さがお分りいただけると思います。

気になる方は公式ページもチェック
さらにα7RⅢの詳しい情報が知りたい方は公式ページもチェックしましょう。
主な仕様がわかるPDFファイルも配布していますし、α7RⅢの撮影サンプルも掲載されています。
さいごに
新しいカメラが出るたびにハイスペックで驚くソニーのカメラですが、また今回も驚かされましたw
急いで書いたので、まだ書ききれてない箇所があるのでどんどん追記していきます。
無印のα7Ⅲではなく、先にα7RⅢが出たことにも驚きました。いつもなら先にα7が出るはずなんですが、今後出てくるんでしょうか。α7RⅢのあとにα7Ⅲを発表してもインパクトが薄くなりそうな気もしますが。。。
もしα7Ⅲが後から発表になるなら、バッテリーのNP-FZ100対応やマルチセレクターも搭載して欲しいですね。
α7シリーズの最上位機種として新しく発表されたα7RⅢ。先行予約開始までもうすぐですが皆さんはどうしますか?
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