三大流星群の1つ「しぶんぎ座流星群」が1月3日にピークを迎えます。
正月休み中や田舎に帰省されている方も多いと思います。通常時より格段に流れ星を撮影出来るチャンスがあるので挑戦してみてはいかがでしょうか?
三大流星群の1つ「しぶんぎ座流星群」
三大流星群は「しぶんぎ座流星群」の他に「ペルセウス流星群」「ふたご座流星群」があります。
去年の夏にあった「ペルセウス流星群」は全国的に天気が悪く私も撮影する事が出来ませんでした。
また去年の12月にもあった「ふたご座流星群」では、満月のため、月明かりの影響が大きく、観測出来る数が少ない等条件があまり良くありませんでした。
しかし今回の「しぶんぎ座流星群」は、月明かりの影響も少なく、天気さえ良ければ流れ星を撮影しやすい条件となっています。
「ペルセウス流星群」は天気に嫌われ残念な結果となってしまってたので、「しぶんぎ座流星群」で流れ星の撮影のリベンジを果たしたいと思っています。
しぶんぎ座流星群について
しぶんぎ座流星群のピークは3日の23時頃からとなっています。
しかし、このしぶんぎ座流星群のピークの時間帯は他の流星群より短く1~3時間くらいとなっているようで、年によっては昼間にピークの時間を迎えてしまったりし観測しづらい年があるようです。
しかし2017年のしぶんぎ座流星群は、夜23時頃からのピークという事もあり、天気等の条件が良ければ一時間に2,30個の流れ星を観測する事が出来ます。
3日にピークを迎えるだけで、今夜でも流れ星を観測する事は出来るとおもいます。しぶんぎ座流星群は1/1から始まり1/7に向け収束していきます。
なので今夜、ピークを迎える前に予行練習をしておき、明日本番に挑むといった事も出来ます。また、4日にもある程度の流れ星を観測する事も出来ると思うので、この新年の幕開けに相応しい天体ショーを是非体験して見てください。
流れ星の撮影について
星空や流れ星を撮影するのは基本さえ押さえていれば以外と簡単に出来ます。ここでは流れ星を撮影する為に機材や設定方法について簡単に書いていきたいと思います。
詳しい設定方法等知りたい方は、以前、ペルセウス座流星群の時に、流れ星の撮影方法をまとめてあるのでそちらを参考にして見てください。

流れ星撮影に必要な物
三脚
星や流れ星を撮影する際はシャッタースピードを長くする長時間露光撮影をする事になります。大体10秒から20秒前後の設定になると思いますが、この辺りは使用するレンズのF値やカメラの性能によっても変わってくるので、打っ付け本番で試すより、事前にしっかり確認していてください。
長時間露光撮影だと手持ち撮影ではどうしても手ぶれが起きてしまいます。なのでカメラをしっかり三脚に固定し安定した条件で撮影すと良いでしょう。
レリーズ
これは必須ではありませんがあるとより便利になると思います。直接カメラに触れる事無くシャッターを切れるレリーズがあれば、シャッターを切る際におこるブレを無くす事が出来ます。
無い場合は数秒後にシャッターが切れるタイマーシャッターを使えばレリーズが無くてもブレの少ない撮影が行えます。タイマーを使った事が無い方はこの辺りも事前にチェックしていてください。
明るい広角レンズ
出来るだけF値の低い広角レンズがあれば撮影出来るチャンスがぐっと増えます。
広角は文字通り広い範囲を撮影する事が出来るのでその分、流れ星が写るチャンスが増えます。それに標準域や望遠レンズと比べると十数秒のシャッタースピードでも星を点として写す事が出来ます。標準域や望遠レンズだとどうしても星が流れてしまい点ではなく線になってしまいます。
大体35mm換算で35mm以下のレンズがあれば良いかと思います。
F値については低ければ低いほうが小さい流れ星でも撮影出来るチャンスが増えます。大体F4以下のレンズであると望ましいですね。
でもいきなりレンズを買えといっても厳しいと思います。上に挙げた条件のレンズになると高額になってしまいます。
でも安心してください。キットレンズのような標準レンズでも充分に流れ星を撮れる可能性はあるのでレンズを追加購入する事もないです。
以前持っているキットレンズで星空のタイムラプス撮影をした事がありますが、この程度は撮る事が出来ました。そのときの動画を一応張っておきます。

カメラの設定について
ここからは簡単にカメラの設定について書いて行きます。
- 手振れ補正をOFFに
- ノイズリダクションをOFFに
- シャッタースピードは15秒前後で
- ISO感度は1600位で
- ピント合わせはマニュアルで
- ホワイトバランスも色々試してみましょう
箇条書きで簡単に書きましたが詳細は下記記事にもあるので時間のある方は目を通してみてください。
ISO感度は機材によって大きく変わってくると思います。もちろんコレより大きく設定しても構いません。あくまで目安として捉えてください。
その他にもシャッタースピード、ピント、ホワイトバランス等重要な設定もあるので、必ずテスト撮影をして、拡大して詳細まで確認して撮影する事をおすすめします。
特に初心者の方は必ずテスト撮影・確認をすると成功しやすくなると思います。

設定が分かったらいざ撮影
設定が済んだらあとはタイミングよく流れ星が写る事を祈りながらシャッターを何度も切るだけです。
流れるタイミングを待つより、繰り返しシャッターを切るほうが撮れる可能性は高くなります。
何度も手動でシャッターを切るのは大変なのでその辺りはカメラ任せにする事も出来ます。
sonyのカメラならPlayMemories Camera Appsからタイムラプスの有料アプリをダウンロードすれば簡単に出来ます。
Linkタイムラプス | PlayMemories Camera Apps
ニコンのカメラでは「インターバル機能」となっている様です。
その他のメーカーは使った事が無いので分からないのですが、メーカー名と合わせて「インターバル撮影」や「タイムラプス」、「微速度撮影」などのキーワードと合わせて検索すればそれぞれの情報が出てくると思います。
最後に
新年の幕開けを神秘的にしてくれる天体ショーしぶんぎ座流星群。休みの方も多いとおもうので是非このチャンスに流れ星の撮影に挑戦して見てください。
また、長時間の撮影になると思うので防寒対策もしっかり行って風邪を引かないように充分に気をつけてください。
私もタイムラプスの撮影を行う予定ですので上手く行けば改めてブログに書きたいと思います。
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