カメラやレンズの普段のお手入れに欠かせないレンズペン。
私もカメラを買ってからすぐに購入し、撮影に出かける際も常に持ち歩いて汚れやホコリが付く度にササッと掃除しています。
そんなレンズペンですが、つい先日撮影に出かけた際にどこかに落としてしまったようで、再度買い直したので改めてレビューしたいと思います。
HAKUBA(ハクバ) レンズペンプロキットプラス 3本セット
今回購入したのはコレ。
「レンズフィルター用」「レンズ用」「ファインダー用」の三本のレンズペンがセットになった商品です。
それぞれペン先の形状が違っていて、掃除のしやすい形状になっています。
しかもこの三本セットのレンズペン。それぞれ別売りもしているんですが、セットで購入した方がかなりお得です。
通常はレンズにフィルターを付ける人は「フィルター用」だけを。フィルターを付けない人は「レンズ用」だけを買っている人が多いと思います。フィルターの有無関係無しに、写真に影響の出やすい場所なのでこのどちらかのレンズペンを持っている人は多いと思います。
また、C-PLフィルターやNDフィルターを使う為にフィルターの交換を良く行う人は「フィルター用」「レンズ用」のどちらも必要になってくると思います。
私もメインは「フィルター用」を使い、たまのメンテナンスやフィルター交換時などに汚れが気になれば「レンズ用」も使っています。
この2本の必要性と便利さは簡単に想像出来ると思いますが、以外と盲点なのが「ファインダー用」のペンです。
ファインダーも普段の撮影でまつげがあたったりもしますし、奥まっている所にホコリが溜まっていたりします。ファインダーは写真に影響は出ないですが、汚れがひどくなったり、中途半端に拭いたりすると視界がくもってしまったりします。そして見た目的にも汚れたままはやっぱり気になります。
フィルター用やレンズ用は持ってるけど、ファインダー用を買い足そうとするとこのセットの価格を超えてしまいます。
なのでこれからレンズペンを買おうとしてる方はこのセットの購入をお勧めします。
各レンズペン共通の特徴
まずは3本のレンズペン共通の特徴から。
キャップのついたペン先には、それぞれの箇所を掃除しやすい形状のクリーニングチップがついています。このチップ面を使い掃除をします。
チップはセーム革で出来ていて綺麗にしっかりと掃除できます。またキャップ内部にカーボン粉末が仕込まれていて、静電気を除去しながらホコリの付着を防いでくれます。このセーム革とカーボン粉末の組み合わせで指紋や皮脂汚れも綺麗に簡単に除去できます。
またキャップを最後までしっかりと閉めるとチップに再度カーボン粉末をつけることができます。
ちょっと解りにくいですが、下記画像はキャップの内部。中のスポンジにカーボン粉末が含まれているようです。
チップは消耗品で約500回のクリーニングができるようです。チップが消耗してきたら別売りのチップだけを交換できます。
ちなみにこの三本セットのPRO kitにはレンズ用のヘッドスペアがおまけでついています。
このおまけはご愛顧感謝キャンペーン用なので今後なくなる可能性もあります。
レンズペンの反対側には収納式の天然上質山羊毛のブラシがついています。
クリーニングチップでの掃除前にこのブラシで付着したホコリを払ってからチップで掃除するといいでしょう。また普段の撮影前にちょっとしたホコリを払うのに使えます。
それぞれのレンズペンの特徴
三本のレンズペンの特徴と使い方を簡単に説明して行きます。
直接ペンで掃除をする前に、格納式のブラシでホコリやゴミを払います。いきなりペン先で掃除を始めると、付着していたホコリやゴミでレンズ面に傷をつけてしまう可能性もあるのでしっかりと払っておきましょう。合わせてブロアーを使うのもオススメです。
フィルター用
まずはフィルター用から。
フィルター用のペン先は丸形で設置面は平になっています。ちなみに保護フィルター、C-PLフィルター、NDフィルター等のどのフィルターでも使う事が出来ます。
使う時は中心部からクルクル円を書く様に、どんどん円を大きくして外側まで拭き上げます。
レンズペンで拭いて終わりでも良いですが、私は仕上げに再度ブロアーをシュッシュッとしてホコリやカーボン粉末を吹き飛ばしています。
レンズ用
レンズ用のペン先も丸い形状ですが、設置面が曲面になっていて、丸みを帯びたレンズによりフィットする様になっています。
下の写真の左がフィルター用で、右がレンズ用になります。右のレンズ用のチップ中央がくぼんでいるのがわかるでしょうか。
掃除の方法はフィルター用と同じでレンズの中心から外側に向けて円を描くようにクルクルと掃除します。
ファインダー用
ファインダー用は小さい円形状になっていて、細かい箇所の掃除がしやすくなっています。
下の写真の左がファインダー用で、右がフィルター用になります。比べてみると小ささがわかると思います。
ファインダー用も基本的な使い方は同じですが、ちょっとした注意が必要です。
パッケージにも注意書きがされてますが、チップに付着しているカーボン粉末が目に入ると炎症を起こしたりアレルギー反応を起こす原因となることもあるようです。なのでファインダーの掃除の際は目が直接当たるアイキャップや周りにチップが当たらないように掃除しましょう。
これも掃除の後にブロアーで吹いておくといいでしょう。
チップが小さいのでコンデジなんかにも使えそうです。
ボディは付属のマイクロファイバークロスで
このセットには、レンズペンを収納できるポケット付きのマイクロファイバークロスが付いてきます。
このクロスでカメラボディなどを掃除もできるし、3本のレンズペンをまとめて収納できるようになっています。
撮影に出かけるときはこの状態でカメラバッグに入れておけば安心ですね。
背面モニターなんかはファインダーをのぞいた時に皮脂がつくのでこのクロスで簡単に掃除できます。
レンズペンと一緒に持っておきたいカメラメンテナンスグッズ
今回紹介した3本のレンズペンがあれば、レンズ周りの問題は大抵解決すると思います。
しかし、メンテナンスや日頃のお手入れとして持っていた方が良いアイテムもあります。
カメラ歴の長い方はほとんどの方が持っている物だと思いますが、これからカメラを始める人や始めたばかりの初心者さんは是非合わせて持っておきましょう。
ブロアー
レンズペンの使い方でも登場しましたが、付着したホコリを吹き飛ばしてくれるブロアー。
レンズ面にホコリが付いたとき息でフゥーっとしてませんか?
高い物ではないので取りあえず持っておきたい一品です。リンクのものは大きいけれど風圧も強いので簡単なホコリはコレで取れます。
KING レンズクリーニングティッシュ
レンズはもちろん、カメラボディやスマホ、PCなど様々な電化製品でも使えるクリーニングティッシュです。
個別包装されているので、ポケットでもバッグでも邪魔になりません。
ただレンズを拭く場合、少し水分が多いので一度開いてある程度水分が飛んでからの使用をお勧めします。コレで拭いた後にレンズペンで仕上げれば頑固な汚れもキレイさっぱりです。
最後に
以上、お得な3本のレンズペンセット「HAKUBA レンズペンプロキットプラス 3本セット」の紹介でした。
個別に購入するより安く買えるし、クロスやヘッドスペアも一つ付いてくるのでかなりお得ですね。
これからレンズペンを購入する方は間違いなくこのセットがおすすめです。
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