α6500を購入する前からですが、ずっと超広角か広角レンズが欲しくて迷っています。
広角レンズで景色や星等を撮影したいと思っているのですが、手持ちのレンズで一番広角になるのは、α7レンズキットに付いてきたSEL2870のレンズで28mmになり、F値は3.5~となります。
星を撮影するにはもう少しF値の低い明るいレンズが欲しくて、出来ればもっと広角の景色を見てみたいと思っています。
そこで、まだ迷っている段階ですが純正とその他ブランドのEマウント用広角レンズを調べてみました。
ソニーEマウント用の広角レンズ
タイトルにはα6500用と書いてますが、フルサイズのα7も持っているため、フルサイズ・APS-C両方から探しています。
どっち用にするかも迷っていて、どうすればいいか解らない状態です。
Eマウント・フルサイズ用の広角レンズ
ソニー SEL1635Z
まずソニーから販売されているSEL1635Z。カールツァイスのレンズで16mmから35mmをカバーしているソニー純正のズームレンズです。
焦点距離 / 35mm換算値 | 16~35mm / 24~52.5mm |
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F値 | 4 |
手振れ補正 | あり |
最短撮影距離 | 28cm |
フィルター径 | 72mm |
重さ | 518g |
評判も良いレンズですが、正直F4という点がちょっとだけ気になっています。昼間の撮影であれば問題ないと思いますが、星を撮るときにもう少し明るければ。。。となりそうなのが個人的に引っかかってます。
ちょっと前から、ソニーのGマスターレンズで同じ焦点距離でF2.8通しのレンズが2016年のフォトキナで発表!?という噂はあったのですが、出ませんでした。新しい噂も最近出てきているようで今年のCP+辺りで何らかの新情報が出てきそうですが、価格はビックリする様な高価格になりそうです。
コレを買ったあとにすぐGMのレンズが出たらちょっとヘコみそうなので、このレンズを検討されている場合は2月くらいまで様子見したほうがいいかもしれません。
作例ページリンクSEL1635Zのflikr poolページ
Carl Zeiss Batis 2.8/18
カールツァイスの単焦点広角レンズです。
焦点距離 / 35mm換算値 | 18mm / 27mm |
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F値 | 2.8 |
手振れ補正 | なし |
最短撮影距離 | 25cm |
フィルター径 | 77mm |
重さ | 330g |
多分コレが自分の本命ではないかと薄々感じていますw。F値も2.8とまあ明るく、流れる様なラインのデザインもカッコいいです。さらに有機ELディスプレイが付いていたりと見た目から他のレンズとは異なります。
写りも評判の良いカールツァイスなので期待出来ますし、ネット上の評判も写りに関してはすこぶる良い印象です。
私は55mmですが、同じカールツァイス単焦点レンズを持っていますが、使用頻度の高いレンズです。といっても他の所有レンズはα7のキットレンズの標準ズームと90mmのマクロレンズしかないので、使用頻度が高くなるのは仕方ない感じですが個人的にはカールツァイスの印象はメチャクチャいいです。
センサーサイズAPS-Cのα6500に付けても35mm換算で27mmと広角域レンズとして使えます。本当コレが買えれば幸せになれるんだろうなぁ。
一番の問題は値段ですね…上のリンクでamazonでは割高な価格なってますが、楽天の方が適正価格ですね。
作例ページリンクBatis 2.8/18のflikr poolページ
Carl Zeiss Batis 2/25
焦点距離 / 35mm換算値 | 25mm / 37.5mm |
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F値 | 2 |
手振れ補正 | なし |
最短撮影距離 | 20cm |
フィルター径 | 67mm |
重さ | 335g |
同じくカールツァイスのBatisシリーズから。先ほどのレンズより少し画角が狭くなってしまいますが、価格も下がります。フルサイズのα7のみで使うなら何とか行けそうですが、APS-Cのα6500で使うとちょっと私が欲しい焦点距離とは違ってきます。35mm換算で37.5mmとなってしまうので、今個人的に欲しい焦点距離内から外れてしまいます。
でも写りは間違いなく良いと思うんですが、コレを買うなら先ほどの18mmを目指したくなります。
作例ページリンクBatis 2/25のflikr poolページ
ソニー SEL28F20とSEL075UWC
焦点距離 / 35mm換算値 | 28mm / 42mm |
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F値 | 2 |
手振れ補正 | なし |
最短撮影距離 | 29cm(AF時) 25cm(MF時) |
フィルター径 | 49mm |
重さ | 200g |
焦点距離 / 35mm換算値 | 16mm / 24mm |
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F値 | 2.8 |
手振れ補正 | なし |
最短撮影距離 | 16cm |
フィルター径 | 49mm |
重さ | 125g |
これは28mmの単焦点レンズに専用のコンバーターを付けて21mmの広角レンズになるちょっと変わった使いかたになります。
コンバーター単体で使う事は出来ないし、SEL28F20とSEL075UWCの2つを購入する事になってしまいますが、このセットを持っていれば28mmと21mmの焦点域の単焦点レンズとして使えます。
レンズとコンバーターを買っても上に挙げたレンズより安く買えるのは良いんですが、これもやっぱり21mmという焦点距離が気になります。どうせならもうちょっと広い世界が見てみたいという気持ちがあります。
すでに18mmなどの超広角レンズを持っていて、二個目の広角レンズとしてなら有りな様な気がします。
そしてもう1つ気になる点はレビューがあまり良くないという点です。良くないといってもめちゃくちゃ悪いって感じではないです。むしろ価格面でみれば良く出来たレンズという意見も有ります。
価格を考えるとそこまでわがままは言えないのは分かっていますが、解像力が余り良くない等のレビューを見てしまうとどうしても引っかかってしまいます。
Eマウントで16mmというとライバルは、一番最初にあげたカールツァイスのSEL1635Zになるのでその点もあって不利な立ち位置の様な気もします。
それでも価格の安さはかなり魅力的ですね。価格をとるか解像力をとるか迷いどころです。
作例ページリンクSEL28F20のflikr poolページSEL075UWCのflikrページ
Eマウント・APS-C用の広角レンズ
フルサイズ用の広角レンズを買うのが良いのは分かっているんですが、どうしても高額になってしまいます。
それと比べるとAPS-C用のレンズは安くなります。使いこなせるか分からない広角レンズなのでAPS-Cで鍛えるという手もあります。
Carl Zeiss Touit 2.8/12
焦点距離 / 35mm換算値 | 12mm / 18mm |
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F値 | 2.8 |
手振れ補正 | なし |
最短撮影距離 | 18cm |
フィルター径 | 67mm |
重さ | 260g |
またカールツァイスのレンズです。フルサイズ用のBatisと比べると半額近くになるのはかなり嬉しいです。
焦点距離も35mm換算で18mmと超広角で問題有りません。
2013年に出たレンズですが、ファストハイブリッドAFにも対応しているらしいのでAFの速いα6500の機能をそこまで損なう事無く使えそうです。
フルサイズ用のレンズばかり見ていると安く思えてしまいます。そんなに安い訳じゃないんですけどねw
α6500用と割り切れれば間違いなくこのレンズが大本命になりますね。
作例ページリンクTouit 2.8/12のflikr poolページ
ソニー SEL20F28とVCL-ECU2の組み合わせ
焦点距離 / 35mm換算値 | 20mm / 30mm |
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F値 | 2.8 |
手振れ補正 | なし |
最短撮影距離 | 20cm |
フィルター径 | 49mm |
重さ | 69g |
焦点距離 / 35mm換算値 | 12mm / 16mm / |
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F値 | 2.8 |
手振れ補正 | なし |
重さ | 125g |
※1:SEL16F28装着時
※2:SEL20F28装着時
この組み合わせは20mm(換算30mm)の単焦点レンズにコンバーターを付けて16mm(換算24mm)になるレンズです。
この組み合わせの最大のメリットは価格ですね。レンズとコンバーターの2つを買う事になるのですが、先ほどの紹介したtouit2.8/12の半額近くで買えてしまいます。
作例ページリンクSEL20F28のflikr poolページ VCL-ECU2のflikrページ
このコンバーターは別のSEL16F28というレンズに付ける事も出来ます。このSEL16F28に付けると更に広くなり12mm(換算18mm)と超広角な焦点距離になります。しかしこのレンズはシルバーしか無く、ボディは黒、レンズはシルバー、コンバーターは黒とちぐはぐになってしまいます。
焦点距離 / 35mm換算値 | 16mm / 24mm |
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F値 | 2.8 |
手振れ補正 | なし |
最短撮影距離 | 24cm |
フィルター径 | 49mm |
重さ | 67g |
コンバーターをすでに生産終了になってしまったVCL-ECF1をSEL16F28で使えばレンズもコンバーターもシルバーにする事は出来ますが。が超個人的な意見ですが黒が好きですw
焦点距離 / 35mm換算値 | 12mm / 16mm / |
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F値 | 2.8 |
手振れ補正 | なし |
重さ | 125g |
※1:SEL16F28装着時
※2:SEL20F28装着時
この2つのコンバーターの違いは構成や性能は同じで色が違うという事だけの様です。ただシルバーのVCL-ECU1はソニーストアで販売完了となっています。
作例ページリンクSEL16F28のflikr poolページ VCL-ECU1のflikr poolページ
あとレンズをSEL16F28とSEL20F28はでは商品名通り、焦点距離が違うので気をつけてください。より広角が欲しい場合はSEL16F28になります。
ソニー SEL1018
焦点距離 / 35mm換算値 | 10~18mm / 15~27mm |
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F値 | 4 |
手振れ補正 | あり |
最短撮影距離 | 27cm |
フィルター径 | 62mm |
重さ | 225g |
ソニー純正の広角ズームレンズです。10~18mm(換算15~27mm)の超広角になります。F4通しで手振れ補正までついてます。
このスペックだけでも何だかいい感じのレンズは、amazonでのレビュー内でも高評のようです。そのレビュー内で気になる事があったんですが、どうやらこのレンズフルサイズでも使える様です。焦点距離の一部ではケラれてしまう様ですが、普通に使える焦点域もあるらしいです。詳しく知りたい方はレビューを見てみてください。
今回紹介した中でも一番の広角域のこのレンズ。しかもフルサイズでも使える?らしく、金額も良心的。安くはないレンズですがフルサイズでも使えるという点を考えればかなり安い部類になります。本当にフルサイズでも使えるのかは実際に使ってみないと分かりませんが、どうなんでしょうか。もし持っている方がいれば教えてください。
F4というのは少し気になりますが、それ以外では私の欲しい要望を押さえています。そしてやっぱりズームレンズというのも嬉しい点です。
初めての広角レンズなので単焦点より便利にズーム出来たほうが使いやすいんじゃないかと。広角を勉強しながら使いこなすという事を考えればかなり魅力的です。
作例ページリンクSEL1018のflikr poolページ
最後に
以上、Eマウント広角レンズを調べてみて気になったレンズをまとめてみました。
もちろんコレ以外の広角レンズもありますが、今回はあくまで個人的に気になる物のピックアップということで。
今回あげた中で個人的にも特に気になるレンズは、フルサイズ用だとBatis 2.8/18かSEL1635Zですね。APS-C用のレンズだとSEL1018かTouit2.8/12ってかんじです。
また、2/23~26日に開催されるCP+2017前後でもしかしたら新しい広角レンズも出てくるかも知れません。この頃までちょっと様子見しながら春前には広角レンズをゲットできればなぁなんて考えてます。
広角レンズがあれば星も風景もタイムラプスも今まで以上に楽しくなりそうです。でも広角レンズをゲットしたら今度は望遠がほしくなるんだろうなぁw
今回の記事は広角レンズに絞ってピックアップしてみましたが、以前α6500用の各種レンズをまとめた記事もあります。広角レンズ以外をお探しの方はこちらも是非見てみてください。

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